Tenko

めんそ〜れ!「深溝村與那國島外交團」

台湾 朝ごはん 今夜のゲスト 月光荘の日常 てんこ

今日21日の昼頃、「深溝村與那國島外交團」が那覇に着く。

月光荘宜蘭の近所に住む友人たち。

去年一緒に月光荘宜蘭で味噌を作った日だったか、、

overちゃん(深溝年報という地域の新聞等を発行するメディア田文社と友善農法で米作りをしている友人)が深溝村の村長にこの秋立候補する予定だと聞いた。

その少し前に、滋賀県朽木から拓ちゃん一家がオーストラリアに行く前に月光荘に来てくれて人間の体温で玄米から麹をおこす「抱き糀」というやり方を私と深溝村の友人数名に教えてくれた。

拓ちゃんたちが去った後で、せっかくだから「抱き糀」で味噌を作ろうとを皆で二日間妊婦のように深溝村産友善農法の玄米を巻きつけ麹をおこした。

山から湧き水を汲んできて、TAMAちゃんの友だちが三星で育てた友善大豆を茹でて味噌にした。

全部この土地の、ここの人たちの手による無農薬の作物で、この地域が誇る豊かな湧き水を使って皆と楽しく笑って味噌を作った。

どんな味になるだろうって胸が高鳴っていた。

10キロの味噌を容器に詰め終えて、ホッとしている時にその話は出た。

「この味噌をあと200kg作る!」

選挙のために作る、と。

もう連日、麹と味噌ばかりしていた私には、、衝撃の言葉だった。あと200kgも???

「何カ月で味噌になる?」と聞かれて、通常一年だけど、沖縄では(気温が高いせいか)6カ月。台湾も同じだろうと答えた。

落ち着くために、お茶を淹れた。

「なぜ、村長に?」

前から、少し聞いていた、、田園風景が広がる田んぼの間にぽつんぽつんと建つ洋風の豪邸の理由

冬山トンネルができた後、宜蘭の地価は跳ね上がった。

台北からのアクセスが良くなったから。

都会のお金持ちが、農地を高くで買った。

米作りのためではなく、別荘を建てるために。

「水と土がダメになってしまうの?」

皆んなは、そうだと頷いた。

地域の宝である水と豊かな土地を後の世代まで、宝は宝として現金に換金せず人が暮らせていける環境として遺したいという人と。

何言っている、高く売れる時に売ったほうがいいという人と。

土と水はつながっているから、個々にはいかない問題だ。

これは後から知ったが、建物を建てる時に土地を深く深く掘るのだそうだ。

そして、水脈に当たり水をダメにしてしまうらしい。

ほんの少し通りかがった私にも分かる、この土地の水の豊かさは特別なこと。

土が健康で汚染されていないこと。

「私には選挙権はないけど、何でもできることは応援する!」気づいたらちょっと大きめの声が出ていた。

もともとあった農地を他の目的では売買できない制限が外されようとしかかっている宜蘭縣

基地と農地、沖縄と宜蘭

基地にはもっと別の問題も乗っているけど、、大きくは、今のお金を重要に思う人と、現金化せず環境の価値として永きに渡り遺していきたいという人と、ふた手に分かれるのは、所変われど同じなんだなと感じたことを覚えている。

この想いを伝えるのに、この土地の湧き水と友善農法の作物を時を経て発酵させた味噌が良いだろうということになり

overちゃんたち、深溝村の味噌造りはかくして始まりました。

* * * * * *

22日の朝ごはんに台湾粥を月光荘でした後、一行は23日に与那国へと行きます。与那国島は宜蘭から海上を直線でたった111kmなのに、すごい回り道。

まぁ、回り道もよいでしょう。

「深溝村與那國島外交團」は今日の夜、月光荘でゆんたくしている予定ですから是非遊びにきてください。

深溝村味噌造りの様子(田文社 アルバムより)↓

https://www.facebook.com/tian.bun.sia/posts/1326911040744237


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