Tenko

ありがとう

月光荘の日常 てんこ

今日は私宛に何かと届く日だった。
そのうち、とびきりのモノが二つあった。

まずは、静岡から富士宮焼きそばのいろいろ。
沖縄のものを送るね・・と何となく電話口で言ってから私は10ヶ月もかかったのに、ようちゃんは驚きの速さで面白かった。

風向きのせい?海流のせい?
いいえ、個人の性質の違い。
そうね、あの方はきっと神の子・・
人の子の私は・・永遠に敵わない 。
近々、那覇のどこかで焼きそば祭りをいたしましょう。

次に届いたのは、一通の手紙
京都から。

このあいだ、沖縄に遊びに来てくれたお母さんと女の子二人
彼女たちが滞在している間、とても楽しかった。
可愛くて、毎朝いいもの見せてもらってた。
きゅん・・と心の中心に柔らかくてあったかい ゆで卵を抱いてるみたいな気持ちが続いた。

二人でカウンターのところで珈琲豆の入ったミルをお姉ちゃんが押さえて、妹がグルグル廻して挽いていて、お母さんが、家でもやってくれたら毎日いれるのに それが大変なんだからと・・甘くて優しい声で言って
幼く真剣な顔の姉妹を笑って見てた。

文にすると たったそれだけのこと。
その光景がとても美しくて
そのとき漂った 空気に伸びをして身体を浮かべていたいなと思った。
一瞬は永遠を孕む という言葉があるけれど、その映像をみている気がした。

帰り際、慌てて一緒に写った写真と手紙と、絵 。
貼られた ぐりとぐらの切手 。
すごく、嬉しい
大切に持っていよう。

さて、こちらは10ヶ月も待たせられない・・
今日中に返事を書きます。

見送る時、小さな子どもを二人も連れてまた沖縄にすぐには来れないだろうな。
もう、次にあったら大きくなってるよね・・と感傷に浸ったんだけど、
何しろ、元気なあの母娘は この秋にまたやって来るかもしれないから。

今日もいい日だったな、ありがとね。

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